コッツウォルズ地方(Cotswolds)は、ロンドンの西約200kmの地点に広がる丘陵地帯で、美しい村が点在します。その地名は羊のいる丘を語源としていて、羊毛産業で栄えました。イングランドのほぼ中央に位置していてHeart of Englandと呼ばれたりもします。僕は4つの村を回りました。
バーフォード(Burford)
コッツウォルズの東の玄関口で17世紀頃の姿そのままで残されている。坂になっているHigh Streetには骨董品屋、カフェ、パブ、お土産物屋などが立ち並ぶ。
ロンドンとは全然違う雰囲気に包まれます。
坂のメインストリートのHigh Street。
バーフォード・パリッシュ教会。都市部の教会とはまた違った格好良さ。
どこかの綺麗な出入り口
ブロードウェイ(Broadway)
シェイクスピアの作品にも登場するほど美しい町並みで、コッツウォルズの宝石とまで称され、羊毛運搬の拠点として栄えた。
黄色味をおびた石灰岩、ライムストーンでできた建物がコッツウォルズの特徴です。このブロードウェイは相当綺麗な町(村?)でした。
おとぎの国みたいに非現実的な空間があちこちにあります。
茅葺き屋根がかわいい。日本でも茅葺き屋根ってありますよね、何らかの繋がりがあるのかな。
町並みのすぐ裏が牧草地だったりします。
小さいけど絵になる教会。
食料雑貨店ですが、もはや絵本の中でした。
一般の人が馬に乗ってお出かけです。町並みと乗馬で、さすがに今CM撮影してるよね、と思ったけどしていませんでした!!
僕の驚きをチラッと見ることもなく、すごいレベルの日常が目の前を通り過ぎて行きました。マジかよイングランド。
ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton on the Water)
中心にウィンドラッシュ川が流れ、200年前の橋が架かる、コッツウォルズ地方のベニスとも呼ばれる人気の村です。
ここはコッツウォルズのベニスで、ロンドンにもリトルベニスという所があったし、世界中で川があればどこどこのベニスと呼ばれがちですが、二番煎じみたいでちょっとイヤですね、オンリーワンでいいと思います。
バイブリー(Bibury)
かつて「イギリスで最も美しい村」と評された小さな村。緑の牧草地に囲まれて、はちみつ色の石灰岩、コッツウォルズストーンの家々が並ぶ。
14世紀に建てられたコテージ群、アーリントン・ロウはコッツウォルズ観光の一番の見せ場であり、イギリスのパスポートの内側にも描かれている。
1971年には昭和天皇もこのバイブリーに滞在された。
アーリントン・ロウ(Arlington Row)です。おとぎ話の中のようでした。
朽ちた感じのベンチもあえて替えないんでしょうね。そこに絵が置いてあるのかと思った。
アーリントン・ロウの上の方
さらに上
その他の一般民家も綺麗。
バイブリー唯一のホテルである、スワンホテル。(まともな写真がない)
コルン川が流れる
再びアーリントン・ロウ
この独特なライムストーン(石灰岩)は、はちみつ色と言われます。
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僕はこのコッツウォルズにはロンドンからの日帰りバスツアーに参加して、効率よく4つの村に行きました。でも時間が限られているし、ゆっくり見て回る程の余裕は無かったですね。
その他にもまだまだ村があって、1日じゃ足りないという人もいるでしょうし、カメラが好きな人だったりすると、どこ見ても被写体の宝庫に思えるほどスゴイので、レンタカー等で泊りがけで見て回るのもいいかもしれません。