マーライオン(Merlion)
シンガポールのマーライオンは世界三大がっかり名所の1つなんて言われていて、割と浸透しているし(あと2つはベルギーの小便小僧とデンマークの人魚姫の像)、
他人のマイナスな主観とか紛らわしいので早く廃れてほしいのですけれど、僕はこのマーライオンがかなり好きで、マレー半島最南端のシンガポールにあのエキゾチックなシンガポールに来たー!という感動がいつもあります。
もう普通に顔つき、姿がいい、白色がいい、大きさがいい、背後ビル群との調和がいい、口の噴水がいい、内陸じゃなくて湾にたたずんでるのがいい、国名とリンクしてるのがいいとか、その他いくらでも好きな理由が出てきます。
僕はシンガポールに着いたらまず最初にマーライオンを目指しますし、街歩きに空白ができたらマーライオンの辺りに来るという、引き寄せる力が強くやっぱりシンガポールを象徴するものだと思います。
シンガポールは実は2度目で、10数年前にマレー半島を縦断するぞとかいってシンガポール、マレーシア、タイと、バスと電車であちこち寄りながら北上して行く旅をした時に来たのでした。
その頃に比べてこの辺りも他の場所も観光客がかなり増えていて凄く多いなという印象で、近隣東南アジア人、インド人をはじめとする南アジア人、中国人、といったアジア系の人々を圧倒的によく見かけます。
アジア全体の発展での所得増加やLCCの発達やシンガポールの観光資源の増加などが要因だ、、と思っておきます。
今はマーライオンと一緒に写真を撮るにも大混雑、そう考えると00年代とかガラガラでした。
シンガポール公認のマーライオンは国内に7体あるので、全て制覇するのもいいのではないでしょうか。僕は多分多くの旅人と同様に3体を見ました。メインとそのすぐ後ろにあるミニマーライオンとセントーサ島の最大のマーライオンです。
ミニマーライオン
でもセントーサ島のマーライオンですがこの時点で営業終了していて、今年2020年に解体される予定とのことです。
世界がっかり名所とか90年代の違う場所にあったマーライオンの事を指しているとも言われますし、出所不明な今でもしつこく残る変な言い伝えに惑わされずに、どう見ても格好良くて素敵なマーライオンを見に行ってほしいです。
ロマンのある説を言うと、日本の神社や寺にある狛犬、沖縄のシーサー、このシンガポールのマーライオン、さらにはエジプトのスフィンクスまでもが同じルーツと同じ意味合いを持っていて、ライオン、獅子像を守護獣として置くという文化であるようです。
マーライオンパークの辺り地形がやや複雑で、特にシティホールやラッフルズ像方面からのアプローチがややこしいので ご注意。